アンダルサイト 指輪
最初に発見された場所が
スペインのアンダルシア地方であったことから、
「アンダルサイト」と名づけられていますが、
世界各地から豊富に採掘されます。
宝石資源に乏しい日本においても、
三重県、京都府、福島県などから産出します。
日本産のアンダルサイトは、くっきりとした赤色と、
美しい柱状の結晶を特徴とし、
「紅柱石(こうちゅうせき)」の名前で親しまれています。
アンダルサイトの最大の特徴は、
なんといっても魅力的な多色性にあります。
光の当たる方角によって、 黄褐色、濃褐色、深い緑色、緑みを帯びた赤色など、
くるくると表情を変えるさまは、 「アンダルサイトのカラーダンス」と呼ばれ、
世界中の人々を魅了しつづけています。
上手にカットされたアンダルサイトは、
中央と周辺部分の色合いが見事なコントラストを示しますが、
これには熟練した技術を要します。
女性ばかりでなく、男性にもたいへん人気の宝石ですが、
宝石カッターにとっては、頭の痛い石なのです。
アンダルサイトと同じ仲間の宝石に、
カヤナイトとシリマナイトがあります。
この三つの石は、まったく同じ成分を持ちながら、
外観も性質もまるで異なります。 これは、生成状況が違うためです。
このような関係を、「同質異像」と呼びます。
同質異像の鉱物たちは、
自然界の神秘そのものと言えるでしょう。
アンダルサイトを手に入れたら、 是非、カヤナイトとシリマナイトも手に取ってみてください。
自然の偉大さに驚かされます。
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